真っ白なキャンバス TIF2019メインステージ争奪前哨戦を1位通過

 2019年6月15日に白金高輪SELENEb2にて行われたTIF2019メインステージ争奪LIVE~前哨戦~ 第1部にて真っ白なキャンバスが勝利し1位通過が決まった。

 前哨戦1部に出場したのは白キャンをはじめとして、chuLa、鶯籠、ピュアリーモンスター、Lily of the valleyといずれも近日勢いを増しているグループばかり。当日の天候は生憎の雨模様であったが、この戦いを見届けるために早くから各グループのファンが会場に訪れていた。

 

 ライブの出場順については当日に発表となっており、オープニングにて発表された順番は下記の通りとなった。


1番目 ピュアリーモンスター

2番目 真っ白なキャンバス

3番目 Lily of the valley

4番目 chuLa

5番目 鶯籠 


 TIFのメインステージ争奪前哨戦については、入場者が良かったグループ2つに2点と1点のポイントを入れる会場投票とニコ生での投票結果により付与されるポイントの合算により勝者が決定されるのだが、ライブの印象が残りやすい後半の出番のほうが得票に結びやすいと言われている。


 白キャンについては前哨戦を前にしてMARQUEE祭Vol.31にて初のヘッドライナーを務めるなどのめざましい活躍を見せており、会場投票にてそれぞれのファンが推しグループに2点札を入れるとして、浮動票の1点札については他グループのファンからは投票を敬遠されることが見込まれており、厳しい戦いとなることが予想されていた。


 そんな中でニコ生でのポイントが重要となるため、白キャンは小野寺梓をはじめとしてメンバーそれぞれがニコ生での投票に必要な事前準備のツイートをするなど、その告知にも力を注いでいたのだが、当日発表された出番は2番目。いずれのグループが勝ち抜けるか予想のつかない大混戦の1部の中で、ニコ生投票を考慮するとベストとは言えない順番での登場となった。


 前哨戦のトップバッターのピュアリーモンスターはその声の魅力を最大限に生かしたパフォーマンスで会場を沸かせる。最初から最大限の盛り上がりとなった会場の空気の中、2番目として真っ白なキャンバスが登場する。

 

 出番を告げる白キャンメンバーの写真が会場のステージ背後のスクリーンに映し出されたのに続いて、いつものOvertureが流れる。それと共に今日のために作られたオープニングムービーが流れると会場のファンからは大きな歓声が上がる。


 ムービーの終わりに合わせてメンバーが登場する。スクリーンに映し出される映像は一段と強い真っ白な光となる。メンバーの顔は逆光で見えない。メンバーがステージ中央に歩み観客に背を向ける。そしてトライアングルフォーメーションを作る。会場の至る所からファンの歓声が上がる。最後に麦田ひかるが先頭に立つ。会場のファンからは抑えきれない歓喜の声が上がる。そう、あの曲が始まる。『SHOUTだ!』


 小野寺梓の「行くぞ!」の声に合わせて麦田ひかるが手を高々と突き上げる。白キャン最大のキラーチューンにして最強の盛り上がり曲での登場で会場の空気を一気に真っ白なキャンバスの世界観に染め上げていく。

 

 歌い出しは白キャンの誇る歌姫、三浦菜々子。その圧倒的なエネルギーのヴォーカルで最初から最高潮に達した会場の熱気をさらに加速させる。


 その横には今の白キャンのパフォーマンスを形作るうえで外せない存在となった橋本美桜。その凛とした声は三浦菜々子とのユニゾンで観客の心を一気に掴む。


 それに続くは鈴木えま。その唯一無二のウィスパーボイスで白キャンの世界観をさらに展開し、その儚く美しい表情の圧巻の表現力で目を離せなくさせる。


 そんな鈴木えまとユニゾンを行うのは麦田ひかる。芸術性すら感じさせる絶対的なダンスの切れだけではなく、その透明感ある歌声で楽曲の魅力をさらに引き出す。


 Bメロの入りを小野寺梓が歌う。白キャンのエースとして、誰よりもTIFにかける思いを語っていた彼女は気合が乗りに乗り絶好調。羽が生えたように舞うダンスに加えて、その特徴である切ない歌声を最大限に生かした歌唱で観客の心に迫る。


 サビ前を歌うは加入から驚異的な成長を見せている西野千明。その笑顔の裏側にあるひたむきさと、100%越えのパフォーマンスで観客の心を燃え上がらせる。

 

 メンバー各々が持てる実力を遺憾なく発揮し文句のないスタート。全体のパフォーマンスは乗りに乗った気合が影響したのか少し走り気味の印象。しかし、この日のために積み重ねたレッスンの成果でパフォーマンスは高い次元で調整されており、フォーメーションは乱れることなく、その気合による各メンバーの”ゆらぎ”がステージの魅力をさらに高めていた。


 この日のパフォーマンスが崩れなかったのはその気合いは歌声とダンスに存分に表現されているものの、浮き足立つことなく冷静かつ大胆なステージングを行った三浦菜々子、そして緊張はないのかと感じるほどに最初から最後までいつもと変わらぬパーフェクトなダンスを繰り広げた麦田ひかるの2名の力が大きかったように思えた。



三浦菜々子


麦田ひかる



 鈴木えまは最初登場してきたときはやや緊張が強そうな印象だったが、気持ちの高まりをその表現力に存分に昇華しており、儚く心を締め付けるその表情は文句のない素晴らしさ。


鈴木えま



 西野千明は良い緊張と十分の気合いを感じる素晴らしいパフォーマンス。かつて本人が語ったダンスが超苦手な新人はそこには居らず、観客の心を打つステージングを披露する。


西野千明



 普段のパフォーマンスでは全体を見て調和させている印象の強い橋本美桜はこの日は珍しく走り気味の印象。だが、その全面に出た気迫が彼女の歌とダンスをさらに一段高いレベルに進化させており感情を一際揺さぶる。


橋本美桜


 小野寺梓は今までの全ての想いを乗せた渾身のパフォーマンス。余談ではあるが、この前哨戦の前日に新宿LOFTで行われたライブの特典会の最後に泣き出すということがあった。周囲からの期待、未来への不安、多くのファンの応援。誠実で真面目な彼女はひとりひとりの人を大切に思うあまり、それら様々な感情を真正面から受け止めた結果であろう。当日に引きずっていないかと多くのファンが心配していたのだが、それは結果として全くの杞憂に終わる。

 

 これまでもそうだったように、背負うものが多ければ多いほど、観客の歓声が大きければ大きいほど彼女のパフォーマンスはより一層強く美しく輝く。白キャンのエースとして誰よりも重圧と戦った彼女はありったけの気持ちを伝えようと体の奥底から感情を絞り出すかのように歌う。その切なくて強い意志を感じる姿は観客に感動を与える。



小野寺梓


 最高の雰囲気のなか、『SHOUT』に続く2曲目は『Whatever happens,happens.』。攻めのセトリだ。各メンバーのパフォーマンスがますます冴えわたるなか、息つく間もなく3曲目は白キャン屈指の名曲『全身全霊』。メンバーの頑張りを彷彿させるその曲と詩の世界観に会場は酔いしれる。


 ラストの曲は『PART-TIME DREAMER』

この世界で勝ちたい ひとりでは無理だな 誰かと手を取り合う勇気があればな

でも強いフリして ハッタリかませばいいじゃん いつか同じ夢見よう  


この世界、君となら行けそうな気がする  それでもこの夜は目覚めそうにないから 

でも強いフリして ハッタリかませばいいじゃん いつか同じ夢見よう 醒めなくてもいい夢を


 まるで今日のこの日を歌ったかのような『PART-TIME DREAMER』の歌詞。ファンの誰しもがラストはこの曲しかないと考えていた1曲の披露に会場はこれまでにない盛り上がりを見せ白キャンのステージは終了する。


≪セトリ≫

1.SHOUT

2.Whatever happens, happens. 

3.全身全霊 

4.PART-TIME-DREAMER


白キャンに続く3番目はLily of the valley。若さを生かしたフレッシュさと、精いっぱいのパフォーマンスで聴衆を魅了する。

4番目はchuLa。ファンの結束力が強く、アップチューンでPOPな楽曲もあって、会場の盛り上がりは相当なもの。

5番目は鶯籠。どのライブも同じく全力で臨む、とメンバーが語っているようにこの日も変わらぬ全力のステージ。柵に登るはダイブするわとライブハウスと変わらないステージングで否応なしに観客をその世界観に引きずり込む。


 いずれのグループもメインステージ争奪前哨戦に出場するだけあって、素晴らしい盛り上がりとパフォーマンス。あとは投票に移るのみといったところで、MCから3番目のLily of the valleyの出番において、ニコ生の放送トラブルで歌声が流れておらず再度やり直しのライブを行うという衝撃的な内容が発表された。私の知る限りではあるが、このような放送トラブルでのやり直しは記憶になく、前代未聞の事態。


 Lily of the valleyはまさかトラブルでの2回目ライブとなったが、メンバー全員気持ちが切れることの無い全力のライブ。このステージに心を動かされないものはいないというくらいの素晴らしいステージであった。


 だが、この状況はニコ生投票でのポイントを重視していた真っ白なキャンバスにとっては、2番目の出番もあまり望ましいとは言えない中で、さらに逆風と言えるものであり苦しい戦いとなることが頭をよぎる。最終的にニコ生投票の結果は以下のとおりとなった。


ニコ生1位 Lily of the valley 150ポイント

ニコ生2位 真っ白なキャンバス 100ポイント

ニコ生3位 鶯籠 75ポイント

ニコ生4位 ピュアリーモンスター 50ポイント

ニコ生5位 chuLa 25ポイント



 2回目も素晴らしいステージであったLily of the valleyの1位は納得の結果であるが、白キャンにとっては痛い結果となった。メンバーファン共に戸惑いが残る中で、小野寺梓が「絶対に決勝に行きたいけれど、もし行けなくてもファンの皆さんが支えて下さって、みんなの力で頑張れたので本当にありがとうございました。」と結果発表前のコメントを行う。


 最終の結果発表ではchuLaが2位となり、ニコ生投票5位からの大逆転劇。それと同時にメンバーとファン双方に衝撃が走る。この時のフロントには白キャン1期メンバーの小野寺梓、麦田ひかる、鈴木えまが並んでいたのだが明らかに動揺を隠すことが出来ていなかった。麦田ひかるが一番動揺を見せた鈴木えまを気遣い優しく支える。


ざわめきが起こる中、1位の発表が行われる。長いジングルの後に発表された1位は・・・真っ白なキャンバス。メンバー全員が泣き、会場のファンが推しのグループの垣根を超えてハイタッチを行い会場が祝福のムードに包まれた。


 さまざまな逆風もあった中ではあったがTIF2019メインステージ争奪前哨戦を1位通過という最高の結果となった。


 決勝戦は8月2日に1部2位chuLa、1部1位 真っ白なキャンパス 2部2位マリオネッ。2部1位 メイビーMEの4グループにて行われる。


 いずれも素晴らしいパフォーマンスを行う魅力的なグループばかりであり、前哨戦1位となった真っ白なキャンバスは追われる立場でTIF2019メインステージ争奪決勝戦に臨むこととなる。決勝戦の勝利に向けてはメンバーのパフォーマンスはもちろんだが、ファンの結束力が何よりも大切となる。最高の結果を見るためにファンも全力で応援したいところですね。


 1位決定後の小野寺梓のコメント 

『みなさま本当にありがとうございます。このまま絶対にメインステージに立ちます。応援よろしくお願いします。』



キャンバスは真っ白~真っ白なキャンバス 応援サイト~

真っ白なキャンバスの応援サイトです

0コメント

  • 1000 / 1000